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NEW NORMALな働き方、50代へのエール

(Disclaimer:Tokyo Creators' Projectの事業パートナーとなっていただいておりますコクヨ株式会社の鈴木様によるゲスト投稿です。)

新型コロナCOVID-19は、私たちに何をもたらすのか?

記事をお読みの皆さん、こんにちは。スズケンこと鈴木賢一です。現在はコクヨ株式会社にてコンサルティング事業の責任者をしております。よろしくお願いします。いつからでしょうか・・・経営を含む社内の多くの人が、そして近年はお客様でさえ、「スズケン」と呼んでくれいます。顔も名前も知らない方からメールやお声がけいただくときは、そりゃびっくりしますが、まぁ嬉しい限りです(笑)

話題はコロナですね。正式には「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」で、「CO」は「corona」、「VI」は「virus」、「D」は「disease」です。難しい学術用語は頭に入らなくても、「コロナ」という言葉は今年になってどれだけ口にしたか数えられないぐらい、日本中、いや世界中で発話されている言葉です。間違いなく今年の流行語大賞だと思ったのですが、トップテンにも入らず、「三密」が大賞を獲得されたようです。この有事の関連キーワードだと思えば、どれだけ影響力があったのか、いわずもがな多くの人が実感しているはずです。

本企画では「NEW NORMAL」がテーマだとお伺いしていますので、ここからは近年において世代として線が引かれやすい50代以上の方々へのエールとして「どのような変革が必要なのか」のポイントを整理していきます。そしてこれはまた同時に20代や30代の方々からみて50代以上の上司などの方々との向き合い方、とりわけ若手からシニアへのアドバイスの仕方を知る1つのきっかけになります。ぜひ各々の立場で読んでみてください!

※参照:ユーキャン流行語大賞2020

NEW NORMALは世代を越えられるのか?

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お忘れの方も多いかもしれませんが、ここ数年のことを振り返ってみてください。感染症が話題になる前は何が経済環境における課題だったのか?? そうです、それは「労働人口の減少」が経済環境における大きな課題となっていたわけです。記憶が蘇ってきましたか? ご存知の通り、労働生産人口の減少によりボーナス期からオーナス期に代わっていき日本がシュリンクしていくため、年齢やジェンダー、家庭の状況の違いなどを越えてできるだけ多くの人が働く機会に出会い、一人一人が無理のない範囲で働き続けることができる社会にしてくというものです。しかしながら新型コロナ(COVID-19)により緊急度の高い課題が設定されたため、こうした議論は影をひそめることとなり、2019年と比較すると新聞紙面に記載される機会は大激減することとなったわけです。2020年に入ってからは、NEW NORMALと言う新しい言葉が現れ、これまでの固定概念によることなく新しい生活様式を編み出し、素早く適応していくことが求められる時代となりましたよね。このような時には必ずと言っていいほど、世代による意識差や、スキルの違いによる達成度の差について、如何にも埋めることができないかのような論述でまくし立てるような記事を目にするものです。この議論は本当に私たちの生活を豊かにしていったり、目の前の課題を解決することに繋がるのかな?・・って、いつも思うわけです。皆さんはどう思われますか? 私には対極に位置する「誰かのせい」にして、自分を保つ、弱い部分を認めない・・・そんなやり取りに見えて仕方がありません。もうすこし世代を超えてNEW NORMALを手にしたら、もっと良いことになっていくのになぁ・・・と、よく考えるんです。いま私たちは新型コロナ(COVID-19)に対し人類と言うチームで解決することが求められているといっても過言ではないのに。

変わろうと思ったときこそが、人が成長するベストタイミング

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私は多くの企業で変革の瞬間をたくさん見てきました。またビジネスコーチとして活動する中でよく言っていることです。痛感するのは年齢を理由に変われない、不得意だから変われない、と出来ない理由を前に並べるのではなく、変わろうと思った時こそが人が成長するベストタイミングだということです。覚えるスピードや変化に対してスタートする時の身軽さには人それぞれ特徴がありますが、「自分で変わろうと思うこと」で多くのことは手に取ることができるようになります。私はこれまで組織の中で育成にも携わってきていますが、ここに年齢は理由にならないのです。実際、今の私を取り巻くプロフェッショナルメンバーは1/3が50代、1/3が同年代、1/3が若手と決して平均年齢はお世辞にも若いとは言えませんが、みなさんが何かしら成長に向けてチャレンジしています。年を重ねてから大学に通う方、子育てが一段落し新たに料理を覚えようという方、仕事一辺倒ではなくボランティアや社会コミュニティに参加しようとする方、変化のきっかけは何であれ行動することで成長に繋がるということはまぎれもない事実なのです。現在の50代の方はバブル期を経験され数多くの業務機会に忙殺されながらも、まず行動する!ということで、その時の課題を解決し続けてきました。私は行動力が最もある世代だと思っています。どのようなきっかけで、どのような深さで、どのような分野であるかは人それぞれですが、何に対してもチャレンジしてみようと思うことが変化成長への第一歩です。そのためには、ついついやりがちな、これまでの経験で得られた達観した視点で経験則的に良し悪しを即断せずに、小さな事でもいいので素人目線で興味を持ってみることをお勧めします。そうすると手にしたい、変わりたいという気持ちが発見できるはずです。

価値観は所有から共有にシフト、物質から情報への価値変化を体験する

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「所有から共有へ」、随分と聞き慣れた言葉ではありますが、まだまだ自分の身に翻ってみると体験をできてない方が非常に多くいらっしゃいます。世の中のサービスや商品はどんどん便利な方向に向かって開発されていて、そのなかにも共有のサービスは数多くあります。Airbnb、タイムズカーシェア、シェアオフィス・・・これまで所有することがある種ステイタスとなっていたなっていたことも共有されているのです。これらは基本的にオンライン登録が前提となるため、少しやり方がいつもと違ったりすると難しいと感じるかもしれませんが、多少時間がかかっても自分の解釈が追いつくまでやり切ることで、共有によるメリットは何なのか、共有により多くの人の何が助かっているのかを理解することができ、単に所有欲だけではなく共有する意識が急激に芽生えて来るものです。すでに20代から30代の方々の意識は所有に対する魅力は激減し、共有により得られる体験利益に対して共感を強く抱くようになっています。若手と会話が合わないな・・・と感じる方は自分からこうした領域に飛び込んで体験を共有することも関係性を融和する糸口として良いでしょう。変化を若者だけのものにするのはもったいないです(笑) 50代の方が享受されるべく体験してみるのはいかがでしょうか。

ネット・オンラインが主流となり、スマートさを求める

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仕事をしている方であればネットやオンラインの活用はある程度、身につけている方もいらっしゃるでしょう。しかしながら本当にスマートな使い方ができていますか? そのやり方を誰かが真似をしたいと言ってくれるほどカッコよいですか?? スマートであることは若者の特権ではないんです。オヤジだってカッコよく生きていいんです! 世代を超えてカッコよく生き続けられること、そして見た目じゃなく行動を起こし続けることで若手の憧れであり続けられること、これこそまさに50代ができるスマートさです! 食事やコンビニでのお買い物の際に分厚い財布から未だに小銭をジャラジャラと数えて出してはいませんか? ここまでスマートフォンが普及しても電話とニュースと カレンダーだけの利用で満足はしていませんか? オンラインミーティングで参加することで精一杯となりあたふたしていませんか? リアルでできることの大半はオンラインでもできるんです。そのぐらい当たり前にやるよ!というぐらいの意気込みでネットやオンラインツールを駆使してみると、 自分の新たな可能性に気付くだけでなく、同世代からもどうやったらそれができるの?と問い合わせが急激に増していくでしょう。

パラレルキャリアで自信を高める、自分の個性や知識をお金に繋げる

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代の最大の武器はこれまで仕事を通じて得られた知識と経験、そしてコミュニケーション能力です。これらをベースにしっかりとご自身のキャラクターといわれる個性をお持ちです。これまでは、「趣味」で片付けられていたこういった強みは、今後はお金につなげていくことができるようになります。知ってましたか?? 人生100年時代と言われて久しいですが、定年以降シニア採用で5年延長したとしてもその後35年の人生が待っています。また自分が長生きするのと同時に、親世代も長生きする時代になるので、退職以降も就業時までとは行かないまでも、ある程度の稼ぐ力を身につけておくことが必要です。世の中はオンラインを通じた自分の特技をシェアするサイトや、様々なコミュニティにおいて様々な才能を募集しています。大きな稼ぎを目的とせず人とのつながりや、長く付き合える人間関係を築く100年時代を生き抜く自分コミュニティを作り上げていくといいでしょう。一番分かりやすいのが副業・複業です。本業に加えてもうひとつのキャリアを形成していくタイミングをどれだけ早くも得るかが重要です。社内の活動でも十二分に活躍してきたこれまでの人生があったかと思いますが、それらの力を今度は外部で発揮することでさらに自信が芽生え、本業にも良い影響を与えてくれます。一方で安定した収入源を確保する、資産を効果的に増やすために、お金がお金を稼いでくれる「不労収入」という考えをご存知の方も多いかと思います。現在の低金利では銀行に定期100万預金を預けても、利子が10円、税金2円で手元では8円しか増えない時代です。自ら動いて稼ぐ以外に、資産を増やすことも就業とは別の新しい興味として良いかもしれません。

上下関係・比較・勝ち負けの概念を、フラットにする

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ここまでの話を推進成功させていくのには何が大事なんだろう? それは比較をしないということ。どうしてもビジネスを世界に長くいると、上下関係の円滑性や、 自分と誰かとの比較、そして物事の勝ち負けによる優越感・・が重要だったりします。しかし、こうしたものは競争原理の中では非常に役立つのですか、これからの時代では足かせとなるということも知っておいたほうが良いでしょう。 上下関係よりも斜めや真横の関係、自分と誰かとの比較ではなく自分と誰かが一緒に何ができるか、勝ち負けよりも共通の利益・・・こういったほうが広く多くの人に共感を得やすく、皆が求めている価値観です。実際に仕事をしながらだと、一朝一夕にはいかないかもしれませんが、オンとオフで考え方を切り分けたり、後進の育成の際にこれらの意識を活用してみたり、実践を通じて体験を手にする機会は多くあります。会社員の方が肩書を持たずに社会に出てみると、どれだけ一対一で付き合い、その関係を長く続けることが大変で、いかに大切かがよく分かります。その時は盛り上がっても何度も会っていくような仲になるには、心も気持ち良くまた会いたいと思ってもらえることが必要です。そのためにはこれまでのビジネスで培ってきた概念を少し変えて、自分らしさを表に出していくトレーニングをしていきましょう。

最後に、信じるか信じないかはあなた次第、という話

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ここまではある程度、真面目に「NEW NORMALな働き方、50代へのエール」的なお話をしてきましたが、最後に信じがたいお話を一つ。皆さんはグレートコンジャクションと言う言葉を聞いたことありますか? 今年の12月21日から22日にかけて、木星と土星が大接近するという天文現象があります。これらは占星術の世界では非常に大きな事と考えられ、以降は「風の時代」に移っていく大きな転換期であると捉えられています。これまでの200年続いていた「土の時代」では、金銭・物質・権威等が重視されてきました。このおかげで世界の経済は物質的に豊かになり、人類は大きな発展をしてきたのです。これからの「風の時代」では、知性・コミュニケーション・個人等が重視されるようになり、より一人ひとりの信条や表現が生きることの源泉となり、それらの重なりにより心豊かな社会を作って行く時代になると言われています。あえてスピリチュアルな話を入れてみましたが(笑)、今起きていることに対して私たちが変わろうとしている方向性を重ねて考えてみると、新型コロナ(COVID-19)という不測の事態で強制的に変わらざるを得なかった・・・と我慢を前提に成り立っている変化よりも、もしかすると丁度変わるタイミングであった・・・と、考えを切り替えられる方もいるでしょう。この因果関係は残念ながら立証することができるものではないですが、変わることに不安を抱いて一歩が踏み出せず時代に取り残され、経過とともに不遇を味わうより、変わることは必然であり「あなたにとってのNEW NORMALは、私にとってのノーマル」と言い切れるぐらい気持ちよく変化を受けいれて一日でも一時間でも一秒でも早く、気持ちを入れ替えるという考え方もあるかもしれません。もし拠り所がなく何かに理由をつけて行動してみたいという方がいらっしゃれば、「風の時代」を検索して調べてみてください!何らかの理由付けのヒントが見つかるはずです。

それでは、長々とお付き合い頂きありがとうございました。本企画の寄稿者すべての人が素晴らしい方々で、肩を並べる寄稿は恐縮することもあり、緩めに記事を書かせていただきました。またこの機会を提供いただいたTokyo Creators' Projectの本田さん、松浦さんありがとうございました。


寄稿

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鈴木賢一
コクヨ株式会社 ワークスタイルイノベーション部 部長

コクヨの働き方改革領域の責任者でありワークスタイルコンサルタント。各種プロジェクトマネージャー経て、現職15年。年間50社を超える改革相談を通じて得られた「企業の課題」と「ありたい組織の姿」から、社員の働きやすさや生産性について大手企業の働き方改革支援をおこなう。

プライベートではgift4new.com主催として、「変わるに、楽しむを。」をテーマとして、ビジネスコーチング、プロジェクト支援、設計デザインに関わるセカンドオピニオン、寄稿やセミナーを行う。


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ワークプレイスを軸に、様々な専門領域を持つクリエイターたちのシナジーによって、既成概念を超えたソリューションの提供を目指す。働き方や働く環境に関するご相談・お問い合わせはこちら:info@tcproject.co