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[英語で読むWorkplaceトレンド]「東京で住み、メンローパークで働く」が実現するの?(1)

こんにちは、Tokyo Creators' Projectのワークプレイスサイエンティストです。 「英語で読むWorkplaceトレンド」と題して、記事を紹介したいと思います。 ワークプレイスのトレンドは海外からやってくることもあるためです。 英語の原文も載せますので、一緒に英語も学んでしまいましょう!

今回の記事は、Facebookのマークザッカーバーグのポストです。「従業員がずっとリモートワーク可能になる」などのニュースが出ていましたが、真意はなんなのでしょうか。仮にどこからでも働けるのであれば、「ええ?東京からもFacebookのメンローパークで働けるようになるの?」などの意見もありましたが、どういう考えなのか、一次情報に触れてみましょう。

Facebook CEO's Post

45,000人規模の会社で50%の社員がリモートできるようになる

5月22日、Facebookの創業者でCEOのMark Zuckerberg(マーク・ザッカーバーグ)は、今後5−10年で、約半数の社員がリモートワークできると思うと社員総会で発表したそうです。 この規模(45,000人規模)では、最も先進的な部類に入流だろうとのことです。 最も重要なメッセージは冒頭にある、「測定された方法で、そこにたどり着く」ということだと思います。

Over the next 5-10 years, I think we could have 50% of our people working remotely, but we're going to get there in a measured way. I think Facebook will be the most forward-leaning company on remote work at our scale, and we've been working on a thoughtful and responsible plan to do this. There are still a lot of open questions about how this will work, so we'll need to keep learning and improving as we go.

生産性は変わらず、リモート希望の社員の75%は引越しを検討するかもしれない

Facebook内のリモートワークに関する従業員アンケートでは、半数以上の社員が、少なくともオフィスで仕事をしているのと同じくらいの生産性があったそうです。 社員の約40%がフルタイムのリモートワークに興味を持っていますが、50%以上が一刻も早くオフィスに戻りたいと考えているようです。リモートワークを希望する人のうち、約75%が別の場所に引っ越すかもしれないと答えています--そして、そのうち38%は大都市に引っ越すと答え、残りは別の場所に住むと答えています。

We asked our employees about their experiences working from home. More than half of them say they're at least as productive as they are in the office. About 40% are interested in full-time remote work, but more than 50% want to get back into the offices as soon as possible. Of the people who want to work remotely, around 75% said they might move to another place -- and of those, 38% said they'd move to a big city while the rest said they'd live elsewhere.

大変な社員がいることも理解しています

ポジティブなことばかりではありません。自宅に子供がいた状態でリモートするというのは親や、一人暮らしの人にとっては大変なことであるということも理解しています。

It's not all positive. Having kids home from school has been tough for parents, and people living on their own have struggled too.

なので、一気に変えるのではなく、リモートの採用からスタートするとともに、ハブを作ります

全部を理解するところからやるのは時間がかかりすぎるので、まずはリモート採用に焦点を当てます。私たちは、エンジニアリングオフィスがある都市(フィラデルフィア、ピッツバーグ、ポートランド、サンディエゴなど)から4時間以内に経験豊富なエンジニアを採用することに重点を置くことから始めようとしています。また、アトランタ、ダラス、デンバーにも新しいオフィスハブを設置していようとしています。

Figuring all this out will take time, so we're going to start by focusing on remote hiring. We're going to start by focusing on hiring experienced engineers within 4 hours of a city where we have an engineering office (which includes places like Philadelphia, Pittsburgh, Portland and San Diego). We're also setting up new hubs in Atlanta, Dallas and Denver.

というのは、「大都市だけでの雇用というシステムがもはや賞味期限切れ」

過去数十年にわたり、米国の経済成長は大都市にかなり集中しており、特に大手企業はその一握りのエリアだけで雇用を完結させてきました。ええ、これは、たまたま主要ハブ(都市)以外に住んでいるというだけで、多くの優秀な人材を逃してきたことを意味しています。このような大都市以外の場所での雇用機会を創出することも景気回復の一因になるかもしれません、特により多くの会社もリモートで採用することになれば。

This is probably overdue. Over the past few decades, economic growth in the US has been quite concentrated, with major companies often hiring in a handful metropolitan areas. That means we've been missing out on a lot of talented people just because they happen to live outside a major hub. Creating opportunities beyond these cities could also be part of the economic recovery, especially if more companies hire remotely as well.

偶発的なアイデアが生まれて、革新的な活動をして、コミュニティに貢献していくのは、「物理的なオフィスだけでなくてもよい」と考えが変わりました。

現在いる従業員については、何がFacebookのコミュニティに最も貢献し、イノベーションを起こすことを可能にするかを見極めることが、私たちの指針となっています。しかし、この数ヶ月の間に、私自身の考え方が変わりました。私はいつも、チームは物理的に一緒にいることができたときに、より良い仕事ができると感じてきました。オフィスでは、人々が自由に歩き回って、本当に良いアイデアにつながるような偶発的発見のある(セレンディピタスな)会話ができるように設計されています。しかし、テクノロジーはこれらをリモート下でもできるようにしてくれる(克服する)のに役立つと思います。ロックダウンは、今日のツールで何が可能かを示してくれたと思います。

For our existing employees, our guiding principle is figuring out what will enable us to serve our community best and unlock the most innovation. My own thinking on this has changed over the past few months. I've always felt that our teams worked better when they could physically be together. We even designed our offices so there are places where people can walk freely and have those serendipitous conversations that can lead to really good ideas. But I think that technology can help us overcome this, and the lockdown has shown us what’s possible with the tools we have today.

思慮深く、かつ方法論を持って、長期的に移行するのです

このような取り組みを思慮深く、方法論を持って実行することで、当社の文化の中でも特に重要な部分を強化することができます。私たちは、個人のキャリアアップを支援し、チームが効果的に連携して業務を遂行できるようなプログラムの開発に多くの時間を費やしてきましたが、リモートワークプログラムにも同様の配慮とコミットをします。製品は数ヶ月で構築されますが、文化は何年もかけて構築されるものなので、私たちは長期的なアプローチをとっていくのです。

Approaching this thoughtfully and methodically will help us strengthen parts of our culture that are really important. We've invested a lot of our time in developing programs that help every individual grow their career and help teams execute together effectively and we’re going to need to bring that same care and commitment to our remote work programs too. Products can get built in months, but culture is built over years, so we’re taking a long term approach.

当然、リモートでは生産性が上がらない人に、早くオフィスに戻れるように優先していきます

私たちが優先しているのは、自宅で生産的に仕事をすることができない人たちです。特にハードウェアの作業をしている人、一部のコンテンツレビュアー、データセンターの技術者、その他の専門的な役割を担っている人たちです。オフィスで安全に仕事できるようにするためには、スペースを設け、より多くの人々が戻ってきても安全であることが明らかになるまで他の人々を遠ざけることが必要です。ソーシャルディスタンスをオフィス内で実現することで、今年の残りの多くの期間は従業員の25%しかオフィスに戻ることができないと予想しています。

At the same time, we know a lot of people also want to get back in the office as soon as possible. Our priority is people who can't productively do their work from home -- those who work on hardware, some of our content reviewers, data center technicians, and other specialized roles. Part of keeping these folks safe in the office is giving them space and keeping others away until it's clearly safe for more people to return, so we’re going to continue managing our overall office load and figuring out how to space out desks and equipment. With social distancing, we expect to only be able to fit 25% of employees back in the office for much of the rest of this year.

長期的には「ロケーション」はより問題にならなくなるはずだし、そうすることが重要であるはず

テクノロジーが向上するにつれて、完全にリモートでできる仕事の数は、経済の他の部分(テック企業以外)でも増えていくでしょう。時間の経過とともに、多くの人が働く上で、ロケーション(どこで働くか)は、影響を受けにくくなり、どこにいても本当に自分が存在していると感じることができるテクノロジーを手に入れることができるようになるでしょう。これはCovidの後に世界が進むであろう重要な方向性だと私は考えています。

As a tech company we're fortunate that a lot of our work can be done remotely. Not everyone has that flexibility. But as the technology improves, the number of jobs that can be done fully remotely will likely increase across the rest of the economy too. Over time, location will hopefully be less of a factor in how many people work and we’ll have the technology to feel truly present no matter where we are. I think this is an important direction that the world is going to go in after Covid.

時間はかかるけど、また学んだことをお知らせします

すべての人のために機能させるには時間がかかります。このことから多くのことを学ぶことができるでしょうし、今後数ヶ月の間に、より多くの最新情報や詳細をお伝えしていきます。

It's going to take time to make this work for everyone. We're going to learn a lot from this, and we'll have more updates and details to share in the months ahead as we figure this out.

地方都市から4時間以内で通えるところに住むエンジニアを募集する

本記事からは、「東京で住み、メンローパークで働く」が実現するとは一言も書かれてありませんでしたが、サンフランシスコに限らず、米国の地方都市から4時間以内で通えるところに住むエンジニアも対象にした雇用に対する強い姿勢が発表されました。そのうちでも東京を地方都市とみて雇用を進めるのかもしれません。もちろん、既存の社員がそこに移行することも含むと思いますが、4時間というと、東京からだと長野にバスで行けます。大阪からだと和歌山の新宮にもたどり着けます。新宮に住んでいても、大阪のリモートハブに数週間に1度きてもらって、あとは家で仕事をする。

「久しぶりやのぉ。いきちゃぁったか?」"Hello, How are you going?"

そんなのが普通になったら、大学を出たあと新宮にもどって、家業の病院を継ぐ医者のように、地元で釣りを楽しみながら、最先端のエンジニアリングの仕事につけるのかもしれません。その人は、どぎつい和歌山弁と英語を話すのでしょう。

「久しぶりやのぉ。いきちゃぁったか?」と"Hello, How are you going?"

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